2009/09/23

2009年中部ダートトライアル選手権第8戦(最終戦)

気が付いたら昨年の最終戦から何もアップしてないんね・・・
こりゃ失礼しました。
というわけで、超久しぶりの参戦記。


 2009年の中部ダートトライアル選手権も最終戦を迎えた。前戦で何故か転倒してしまいノーポイントだったため、最終戦はランキング2位で迎えることになってしまった。
 前戦の後には全日本も控えていた。地区チャンプも欲しいけど、全日本のシード(ランキング6位)争いにもかかっていたため、M2ファクトリーとTOP SPEEDさん(つまるところ三枝兄弟)にお世話になり何とか2週間で修復していただいた。
 全日本は寒い結果に終わったが、クルマは無事だったのでFTOで地区戦へ挑むことができた。
 クルマの仕様はそのままで行くつもりだったが、セッティングを見てもらっているスポーツショップヤマダさんから、全日本最終戦必勝のための!?スペシャルショックをテストせよ!との指令がやってきて、ショックを木曜日の夜に受け取りに福井インターまでプチ遠征。なんだかんだで深夜に至り眠い・・・
 金曜日は仕事から帰ったのが遅く作業できず。土曜日、仕事が休みだったので朝からショック交換。トラックから下ろすこと(場所がない)ができず、トラック車上で交換。ストロークが違うこと、全長調整式なこと等々あいまって、調整に手間取り結局終わったのは夕方。ついでにトラックのタイヤラックも仕様変更。
 夕暮れ時、小松を出発。トラックのキャビンで二人で寝るのは非常にしんどい!ので、どこか近くに泊まりたいのだが安い宿は・・・とサービス隊長に悩んでもらって、結局、亀甲苑=つまり今回の会場へ宿泊することに。その前にM2ファクトリーにタイヤ(転倒したときに積んであったタイヤ)を引き取りに。そんなこんなで亀甲苑に着いたのは22時半。主催クラブの面々が飲んで語っていたけど、疲れていたので参加せずに寝てしまいました。

 さて、朝6時。目がさめてウダウダしてるとコースへ登ってくるトラックがチラホラと。みんな早く来るんだなぁ~なんて思ってボーっとしておりました。私なんて受付開始時間の7時に来るのが普通だし。
 朝食をいただいてからFTOをトラックから下ろしてコースへ。

 受付を済ませて、クルマの準備はサービス隊長にまかせて(いつもありがとう!)。今回のゼッケンは「55」、GoGo!や!ってことで、コース図をチーム員の290君に書かせて!一緒に慣熟歩行へ。コースは前半はまぁスタンダード、後半(特にゴール前)が珍しくフルターンを含むテクニカルな構成。
 今までにやったことのないパターンが数箇所あるので、その部分を重点的に慣熟。とはいっても、慣熟歩行は大事なコミュニケーションの場(笑)。色々お話しながら。フルターンについては、「そこで稼ごう」と思わずに「ここは人並みに」で。どうせみんな失敗するんだから(笑)

 マーシャルカーはインテグラが2台走行。共に中部を代表する?選手かつそれぞれ走りのタイプが違うので参考に。

 N1クラスの黄色い悪魔が欲かいて再出走でバーストしたり赤いシビックが豪快に走ってトップタイムだったりするのを見てから、とりあえずRALLIARTとnazotune.comのステッカーを貼っているうちに4WDが走り出してそろそろ準備せねば・・・ってころになってきた。
 クルマの準備はすでにできているので、車載カメラをセッティングして車内に乗り込んだ。初めて走る足回り、ちょっと不安ではあるがまぁ大丈夫だろう・・・って。
 スタートラインはすでにワダチができている。タイヤ1本分外してスタートラインについた。タイミング的にスタートフラッグが振られたら即スタートしないと危ないタイミングだ・・・とか思いながら、旗を見る。
 フラッグが振られスタート。最初の1~2コーナーでクルマの動きがピーキーな感触!クルマは驚くほど前に進んでゆくが、自分の腕ではコントロール範囲に収められない!!なんて思っているうちに穴にはまってはじかれて空を仰いで・・・そんなだったので、「安全運転」モードに切り替え。以降、コーナーの進入は控えめに。ゴール前のフルターンは何ともうまく曲がれず(ここはコース設定が絶妙)何だか不完全燃焼。
 恐々走ってそんな運転だったのでタイムは期待していなかったが、何と終わってみればコンマ1差ではあるが僅差のトップに。みんなあちこちで失敗してるようだ。



 昼の慣熟ではゴール前のターン・・・は置いておいて、他の部分で今まであまりやったことのない部分(朝と同じ)をよくよく見てタイミングを考えてみた。

 2本目始まってからは、弁当でも食いながら残暑の日差しをテントの下でさけながらまぁのんびりと。なんてやってるうちに、N1クラス一本目トップの赤いシビックが転倒。N2クラス一本目トップの黄色いヴィヴィオが転倒。一本目トップが二本目コケる!?とかアナウンサーが言い出したらしい???いやいや、オレは前戦コケてるから関係無いでしょ!?(笑)
 そうそう、性格がとんがりすぎて私の手に負えなかった足回り。製作者のSPヤマダさんに連絡してアドバイスをいただき、セッティングを変更。
 そんなこんなしてるうちに、私たちのS2クラス。これまでそれほどタイムアップしていないらしい。ちゃんと走らないとタイムアップは難しいかな?いつもどおり、頭の中でイメージトレーニングでコース一周。出走待ちの列で待つ間は、自分を落ち着かせ、心を無に・・・といってもなかなかできないので、むか~し学校で習ったような?自律訓練法を真似してみたりして、自分をコントロールしようと試みつつ、「勝つ、負けるではなく、いかに自分がちゃんと走るかだ!」と静かに自分に言い聞かせる。そもそも、FTOでちゃんと走ったら少なくとも池の平では負けるはずがない!
 そしてスタートラインにつく。一本目の位置よりさらにずらして。スタートフラッグが振られた。
 スタートすぐのラインがクロスする場所ではみんなガッシャンガッシャンと音しながら飛んでいたが、比較的軽めにピョンと飛び越してそのリズムで先のコーナーへのアプローチに成功。一本松への上りもそのアプローチ、コーナリングもまぁまぁ上手く行った!下りはちょっとビビってチョンブレしたものの、一本目はまった穴もはまらずにクリア。
 そこからはリズムに乗って内周をクリア、新コースへと至ったのだが、池の平の完全ドライは結構滑る・・・そこで微妙にラインを外してしまいアクセルを踏み切れず。しかし、踏めるところは!と今回のコースで唯一3速に入るポイントで3速にシフトアップ!
 のつもりが、1速!に入ってしまいオーバーレブ!!やべっ・・・エンジン壊れるな!!と祈りながらシフトを入れなおそうとしているうちにブレーキングポイントに至り再度1速に。その後、再び内周に戻りぐるっと回ってゴール前のフルターン。一本目回れなかったので若干フェイント気味に入ってくるっと回ったはいいが、フロントのトラクションまで逃がしてしまい、立ち上がれず・・・失敗。


 ゴールした時点でベストタイム。しかし今回はラストゼッケンではない。あくまで暫定ベスト。パドックに戻ってクルマから下りて最終走者のチャンピオン争いの対象、横内選手のゴールを待つ。
 横内選手は中間で大きく遅れたのが響いたか、3番手に終わった。

 やった!勝った!!
 チャンピオン確定!!
 とてもピリピリした戦いを久しぶりに「楽しめました!」

 表彰式前、「V7達成に7年もかかったわ」と言ったら「当たり前だわ!」と突っ込まれました。確かに当たり前で砂。
 そんなこんなで2009年の中部ダートトライアル選手権の最終戦を無事に走りきり、7度目のシリーズチャンピオンを獲得することができました。
 来年は・・・どうしようかな?